ゼネコンマンの現場辞典

ゼネコン、建設業会、建築、資格について綴ります

職人さんの手配アプリ「助太刀くん」

職人さんの手配アプリ「助太刀くん」というものが2017年11月に公開されるようです。

『2017年12月にiOS版およびandoroid版がリリースされました。』
アプリ名も『助太刀』となっております。

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suke-dachi.jp

助太刀の開発会社

東京に拠点を置く、東京ロケットという会社が開発しています。

※2018年3月に『株式会社東京ロケット』から『株式会社助太刀』へ社名を変更しています。

2017年3月に設立されたみたいで、HPにはまだ助太刀くんの情報しか載っていないみたいです。

東京ロケットは投資家であるジェネシア・ベンチャーズとKLab Venture Partnersから 総額5000万円を調達したようで、投資家からも注目が高いらしい。

jp.techcrunch.com

さらに、次世代スター起業家を生む!「RISING STAR」アワードの投票で上位25位にランクインしているようです。

forbesjapan.com

開発の目的

建設業は、基幹システムや現場管理のICT化は進んでいますが 職人の手配に関する部分については 依然として、仲間からの紹介や電話依頼など、従来と変わらない方法で行われています。

加えて、下請を囲い込む慣習が強いため元請けを超えた職人同士の繋がりがほとんど無く、限定された範囲でしか情報が提供されません。

このため、職人たちは取引先が限定され、繁忙期と閑散期の差が激しく 不安定な雇用環境を強いられているのが現状です。

当社の提供する「助太刀くん」を利用することにより全ての職人たちにオンタイムで情報が 提供されるようになるため取引先が増え、雇用の安定につながります

(HP抜粋)

開発者である東京ロケットの代表取締役の我妻陽一氏は大手電気工事会社で現場監督をしていたみたいです。 実際に建設業界に従事している方が開発していることで、説得力はありますね。

アプリ 概要

システムはシンプルのもので、

職人さんがアプリに居住地や職種などを登録

元請が工事内容と募集条件(職種、経験年数、作業単価)を入力

元請の提示した条件に合う、職人さんに通知が行く

アプリ内のメッセージ機能でやり取りを行う

開発者は、アプリ一つですべて済ますことができる点をメリットと考えているようですが。 なんかシンプルすぎて逆に怖いような気がします

元請が求めているような人が本当に来るのか。 職人さんの想像する現場と実際の現場に相違がないか。

仲間からの紹介や電話依頼からの脱出はメリットばかりではない かもしれないですね。

youtu.be

助太刀 CM

youtu.be

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利用料金

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ライトプラン(無料)は受注・発注が2回 /月となっているところを見ると現実的に無料での使用は難しいそうです。 ライトプランはほんのお試しといったところでしょうか。

みんな使ってるの?~助太刀の登録者数~

昨年11月から4月までの登録職人数は7000名に到達しており、毎日100人単位のペースで増加しているそうだ。 また、助太刀内で流通する仕事の発注額はすでに2億円を超えているという。
すごい勢いで利用されているようです。 オリンピックをはじめ建設業は忙しくなっているようなので、まさに時期とニーズに合っているのではないでしょうか。

投資家も注目!?

開発会社である株式会社 助太刀は 4/5に5.3 億円の第三者割当増資による資金調達を実 施したことを発表しました。

引受先は以下です。

伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:中野慎三)
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:田島聡一)
KLab Venture Partners 株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:長野泰和)
株式会社ニッポン放送(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎正幸)
パーソルホールディングス株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:水田正道)
株式会社レジェンド・パートナーズ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:石川智明)
千葉功太郎氏(個人投資家)
その他 1 社(非公開)
※順不同

助太刀利用者数の推移

助太刀 利用者数

2017.12 アプリリリース
2018.1 3750人
2018.2 5140人
2018.3 6730人
2018.4 9100人
2018.5 10000人
2018.1 30000人
2018.12 46000人突破

『助太刀』の利用者数が4.6万人を突破したようです。
凄い勢いで増えていますね。建設業で働く人たちは約350万人。 まだまだ増えそうな予感です。

助太刀pay

セブンイレブンのATMと連携して、その日の日当の入出金を即日でやり取りできるサービスが開始されたようです。

https://twitter.com/yoichiwaga/status/993244958109847552?s=21

助太刀の評判

実際に助太刀を利用されている方の評判を集めてみました。

外注さんを探していたのですが、現場に穴をあけない方か、個人であれば特別労災等の一人親方としての手続きを滞りなくしてくれているか等が不安で募集するのを断念しました。 また、商品のクオリティやミスが人命に関わる業界なので、昨日まで顔も見たことのない方に安心して作業をお願いできるのかも疑問視します。 人手不足の緩和になるとは思いますが、申し訳なくも既存で多々ある人工出しの会社とお互いが「会社」としての責任を負いながら取引を行う方が無難ではないかと感じました。

これは私も感じていたことですが、人手は足りないが誰でもいいわけではないんですよね。まあこれは利用される方が今後増えていき、アプリ内でも信頼関係が気づければ改善されるかもしれません。

即日ってのは平日の18時までの事みたいです! 土・日祝日に仕事したものについてはもらえないみたいです! 皆さん気をつけてください!

即日入金は土日祝は対応していないみたいです。

こちらでは職人さんたちの社会保険はどうなっているんですか? 一人親方保険はもうすぐしたらなくなる予定ですよね? その場合、社会保険は助太刀さんの加入になるんですか?

保険加入の有無はプロフィールで確認できるみたいです。

助太刀プリペイドカードが凄い

助太刀がクレディセゾンと共同してプリペードカードを発行したようです。

このプリペイドカードの特徴としては、職人さんたちが助太刀を利用して得た給料をチャージできる、 このカードを利用して様々なお店で支払ができるということです。

上記の助太刀Payと連携しており、即日受取・即日チャージが可能ということが 職人さんたちにとってはとてもメリットがありますね。

なんとさらに、このカードにはあいおいニッセイ同和損害保険が提供する傷害保険が付帯されており、 現場での起こってしまった事故やケガも保証されることからまさに職人さんたちのためのカードといったところでしょうか。

ちなみに補償内容は以下のようになっております。

傷害入院 : 5,000円/日(180日限度)
傷害手術 : 50,000円(入院中)/ 25,000円(入院中以外)
補償開始日 : カード有効化後の翌月1日の午後4時

※仕事中の事故によるケガのみ補償対象です。 mirror.suke-dachi.jp

まとめ

職人さんたちが時間を持て余すことなく仕事ができるのは、職人さんたちにとってはとても良いことだと思います。
人手不足に対して、アプリによる情報を活用したつながりを作れることで 今後有効なシステムになっていくのでしょうか。

公開されてからのお楽しみですね。

さまざまな会社からとても注目されていることが分かります。 今後どのように発展していくのでしょうか。

何はともあれ職人さん達が仕事を空けずに、全国の現場がうまく進めば良いですね。