ゼネコンマンの現場辞典

ゼネコン、建設業会、建築、資格について綴ります

ゼネコンで働くのに一級建築士は必要?【資格の重要性】

今回は

・ゼネコンで働くのに一級建築士は必要?
・ゼネコンで出世、昇進するのに一級建築士は必要?


という疑問に対して解説していきたいと思います。


ゼネコンの中でも設計関係の部署の方は必須だと思いますので、今回はあくまでも施工系についてということで説明します。

ゼネコン施工系でも建築士は必要?

ゼネコンの施工系、いわゆる現場で工事の施工を担当する職種でも一級建築士は必要と言われます。


しかし、


ゼネコンの施工系の人は、実際に設計するわけではないので、仕事をするために、法的に必要になることはありません。


(建築士法)
第一条 この法律は、建築物の設計、工事監理等を行う技術者の資格を定めて、その業務 の適正をはかり、もつて建築物の質の向上に寄与させることを目的とする。


では、


なぜゼネコンの施工系の職種でも一級建築士が必要なのでしょうか。


一つ目の理由は、建築士を持っている人が会社にいれば、経営事項審査のポイントとして会社の評価が上がるからです。


これは、どちらかというと個人のためにというわけではなく、会社が仕事をする上で有利にはたらくことになります。


2つ目の理由は、個人的なメリットになります。


一級建築士を持っていることで、客先や設計事務所から信頼してもらえるからです。


最後に実用的な理由として、監理技術者の取得ができるということがあります。


一級建築士ではなくても監理技術者の取得要件を満たすことができますが、一級建築士も一つの取得要件として使うことができます。


監理技術者は現場に置く必要があるので、これは最も実用的なメリットの一つです。


上記で説明した、


この3点がゼネコンで働くのに一級建築士が必要な大きな理由だと思います。


もちろん自己研鑽のためにもとても重要な資格でもあります。

一級建築士とゼネコンの出世


「一級建築士を取らないとゼネコンでは出世できませんか?」


という質問をインターネット上で見かけました。


これは微妙な質問ですが、


「一級建築士は取っても使えないけど、取らないと気持ち悪い」とよく言われるように、取って当たり前のように扱われる資格です。


もちろん難易度が低いわけではなく、一級建築士を取得するのはすごいことだと思いますが、ゼネコンで出世するような人は少なからず一級建築士を持っていると思います。


会社の評価や出世は、資格が全てでは無いのが事実ですが、やはり上に上がる人特にゼネコンでは、それなりの資格を持っているのが当たり前かもしれません。

ただし、

上記で説明したように取って当たり前と扱われるのが一級建築士なので、取ったからと言って出世につながるということはありません。

しかし、

会社によっては、一級建築士や一級建築施工管理技士が昇級の必須要件となっているところもあるみたいです。

今後はゼネコンで建築士が重宝されるかもしれない

ゼネコンに限らずですが、50代のバブル期の大量採用世代が一気に退職する時代がもう少しで来ます。

そうなると、ゼネコン社内の一級建築士の数もガツンと減ってしまうことになるので、今後は一級建築士も重宝される時代がくるかもしれません。