ゼネコンマンの現場辞典

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空調方式の種類と比較をまとめてみた

空調とは?

空調」とは、ある特定の部屋に対して、 空気を(空気の温度、湿度、気流、清浄度)を調整することによって、 その部屋を使う人が快適に過ごせるように空気の環境を整えることをいいます。

ちなみに、室内が快適だと感じる目安として、
気流は2.0m/s以下、湿度30〜60%
「夏」温度:21〜28℃
「冬」温度:20〜24℃
といわれているよ。

空調を構成する機械とは?

空調を構成する機器として大きく分けると以下の3つに分類することができます。

熱源機器(ボイラー・冷凍機など)
室内を冷やしたり、温めたりするための蒸気や冷温水を製造する。

空調機
(エアハンドリングユニット、ファンコイルユニットやルームエアコンなど)
上記熱源機器によって製造された蒸気、冷温水を用いて空気の冷却、加熱を行う。

搬送設備(ダクト・ファン・配管・ポンプなど)
熱源媒体の搬送を行う。

空調方式の分類

空調方式は以下の項目で大きく分類されます。

・制御方式
・熱媒体
・熱源の設置方法

中央熱源方式

熱源機器空調機を組み合わせた方式で、熱源機器を集約した方式です。保守管理が比較的容易ですが、部分使用の対応には不向きとなる方式です。
自社ビル、工場、デパート、劇場など、全体の空調スケジュールが同じで、空調条件が同じでかまわない建物にしようされます。

単一ダクト方式とは

1本のダクトを用いて、空調機から各部屋に送風する方式。空調条件や空調機の作動、停止は建物全体で同一になります。

変風量単一ダクト方式とは

各室または各ゾーンごとに可変風量(VAV)ユニットを設け、それぞれの負荷変動に応じて送風量を調節する。

床吹き出し方式とは

空調機からフリーアクセスフロア内に空調空気を送風し、フロアパネルに取付けられた床吹出しユニットから室内へ空調空気を給気する方式。

ダクト併用ファンコイルユニット方式とは

ファンコイルユニットに熱源機器から冷温水を供給し、室内を冷暖房します。ユニット毎の運転が可能で、個別制御もできます。

個別熱源方式

各階や部屋単位での空調機の部分運転が可能な設備です。
テナントビル、病院、ホテルなど、各階、各部屋で空調スケジュールが異なる建物で使用されます。

ルームエアコン

室外機と室内機が一対で冷媒管により接続されており、各部屋毎に設置され空調します。ビルにおいても小さな部屋の空調が必要な場合に設置されます。

パッケージ型空調

単一のケーシング内に冷凍機、コイル、加湿器、送風機、フィルター等を組み込んだもので、これ1台で冷房が可能です。エアコンと同様、室外機と室内機が一対になっており、ビルなどで階ごと、部屋ごとに空調する場合に用いられます。

ビルマルチ空調システム

1台の室外機に複数の室内機が接続されているシステムで、室外機単位での個別運転が可能です。テナントビルを中心に多くの建物で採用されています。