ゼネコンマンの現場辞典

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オゾン破壊係数と地球温暖化係数の違い

オゾン破壊係数と地球温暖化係数とは?

オゾン破壊係数(ODP)とは、

『その値は、各化合物の1 kgあたりの総オゾン破壊量をCFC-11の1kgあたりの総オゾン破壊量でわったものである。つまり、CFC-11のオゾン層破壊係数を「1」として他の物質の強度を相対的に示すものである。』http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=309

地球温暖化係数(GWP)とは、

『二酸化炭素を基準にして、ほかの温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるか表した数字のことです。すなわち、単位質量(例えば1kg)の温室効果ガスが大気中に放出されたときに、一定時間内(例えば100年)に地球に与える放射エネルギーの積算値(すなわち温暖化への影響)を、CO2に対する比率として見積もったものです。』https://www.jccca.org/faq/faq04_05.html

オゾン破壊係数と地球温暖化係数の違い?

どちらも地球環境問題に影響する係数ですが、内容は大きく異なります。

オゾン破壊係数はCFC-11(トリクロロフルオルメタン)を基準としており、地球温暖化係数は二酸化炭素を基準としています。 また、オゾン破壊系数が小さいからと言って、地球温暖化係数も小さいということはありません。 代替フロンであるHFCはオゾン層破壊係数は0ですが、地球温暖化係数は大きいものもあります。

オゾン破壊係数 地球温暖化係数

フルオロカーボン(炭素とフッ素の化合物)のことを一般的にフロンと言います。 そのうち、CFC(クロロフルオロカーボン)とHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)がオゾン層破壊物質です。 また、HFC(ハイドロフルオロカーボン)のことを一般に「代替フロン」といいます。HFCは塩素を持たないためオゾン層を破壊しません。しかし、代替フロンは二酸化炭素の数百倍~数万倍の温室効果があり、地球温暖化の原因になるとして問題となっています。

(1)フロンとは(METI/経済産業省)

一級管工事試験の出題例

一級管工事試験にも良く出題されるので、まとめてみました。

-HFC-134aは、オゾン層破壊係数が0(ゼロ)で、地球温暖化係数が二酸化炭素より小さい冷媒である。

hfc-134a フロンはCFC-12の代替冷媒である。オゾン層破壊係数(ODP)は0であるが、地球温暖化係数(GWP)=1,430であり、二酸化炭素の1430倍の温室効果がある。

‐FC-134a は、オゾン層破壊係数0(ゼロ)の代替フロンとして開発されたが、地球温暖化係数が高いため普及していない。

hfc-134a フロンはCFC-12の代替冷媒である。オゾン層破壊係数(ODP)は0であるが、地球温暖化係数(GWP)=1,430で、二酸化炭素の1430倍の温室効果があり、普及していない。

‐アンモニア(NH3)は、オゾン層破壊係数は大きいが、地球温暖化係数が0(ゼロ)の自然冷媒である。

アンモニア(NH3)のオゾン層破壊係数、地球温暖化係数、共に0である。

‐地球の温暖化に影響を与える程度を示す地球温暖化係数(GWP)は、二酸化炭素よりフロン類の方が大きい。

地球温暖化係数(GWP)は、二酸化炭素よりフロン類の方が大きい

‐アンモニアは、地球温暖化係数が小さく、オゾン破壊係数も0の自然冷媒である。

地球温暖化係数が小さく、オゾン破壊係数も0の自然冷媒である。